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我が師・無着成恭先生大往生

学生時代20歳のころ南無の会で出会い、10番目の弟子に認定してくださった、無着成恭先生が97歳で大往生。

7月26日のお通夜にお参りしました。

 

↑尋常浅間学校、高橋卓志師のFBより↑ 

  「とってもいい笑顔」

無着先生は、法話で皆さんを笑わせるのでなく、ご自身がいつも心から笑っていらっしゃいました!しもネタは多いですが、決して下品ではなかった!  合掌~なあむ~合笑

↑「俱会一処」のお墓。大黒さんのトキさんも。

↑本堂前の庭石「吾、唯、足るを知る」

↑梵鐘とお地蔵さんと二宮尊徳像↓

⇅本堂左側の供花、我々のなあむ☆サンガも⇅

↑拙著『お天道さま』に書いてくださったサイン↑

↑朝日新聞2008.2.15の記事↑

「飛んでいる形で死んで赤とんぼ」

亡くなる直前(朝)もおしゃべりしていたそうです。

⇅3月にお会いした時の写真⇅

 頭もしっかり、お話しも冴えていました!

↑南無の会・南無行で大分へ行きました!

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↑2008年4月 19日(土)

『念仏者9条の会』

〜永六輔さん・無着成恭さんを迎えて~

 

築地本願寺満堂満席の700名の参加者さんととも 「いのち ・ 憲法 ・わたし」をサブタイトルに開催。今回のキャッチコピーは、 「 『憲法については普段はちょっとはなしにくい?』 とお考えの皆さんに、TBSラジオ全国こども電話相談室で名回答者の無着成恭さんと永六輔さん。 実は無着さんは、東北山形出身で山形弁は有名。サブタイトル “ わたし ”の言い方がわだすとなり、次の世代に渡していくという願いも込められた。

 

先ず永さんは、憲法は第 99条で天皇・摂政・国務大臣・裁判官・公務員」はこの憲法を守らなければいけないのに守っているいるのは天皇陛下だけだと語った。

 

無着さんは、戦中戦後体験をもとに、兵学校に願書を出すと住職の父から「人殺しの方法を教える学校だ」と言い、 「寺の子がそういう学校に入っていいのか」父から言われ山形すはん(師範)学校(現在の山形大学)に入学した。学校の先生は、戦争に行かなくても済みました。

 

そして、「平和憲法は、宗教から出ている」と無着さん。

「聖徳太子の憲法は、仏教から出た。仏法に一番近いのは第9条のある日本の平和憲法」だと語った。

 

(本多静芳師と赤川で企画、運営しました!)

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↓こんなのも、ありました!!!↓

                      2010122

無着成恭先生「宗教家は佛法を説かねばならぬ!という私の主張」

につながる皆さまへ

 

なあむ                 

 

突然のご連絡をお許しください。私は、浄土真宗無着派の赤川浄友です。

(プロフィールは、別紙ご参照)

さて、このたびは、、、

無着先生の「宗教家は佛法を説かねばならぬーーーという私の主張につながる」メンバーに加えていただき、感謝と光栄を感じるととともに、もっと頑張らねば!世の中は良くならない!と自覚を新たにいたしました!もっと、無着先生の主張を弘く伝えていくのが、僧侶としての布教伝道だと、いつもご法話には、無着先生の「主張」をお伝えしています!

「ジョーユーさん!いいお話だった!と、満足してちゃ、まだまだ!

おもしろかった~!と言われて、1人前(通じた!)だよ!」

を、胸(旨?宗?)に、ご法話しています(笑)

さらに頑張っていく所存であります。今後とも、皆さまのご指導をよろしくお願いいたします。      合掌~合笑~なあむ

 

 

 

    

 

 

無着先生2010年2月5日~7日ご予定

 

 

◎2月5日(金)夜7時半~ @JR東神奈川カナックホール

   「無着成恭先生、パギやん二人会」なあむ☆サンガ共催

 

◎2月6日(土)夕方5時~ @築地本願寺(なあむ☆サンガ主催)

   「宗教教育って何!?~無着先生、最後の獅子吼~」

     東工大准教授 上田紀行先生

     東洋大講師  本多静芳先生

 

◎2月7日(日)午後2時~ @座間・宗仲寺

   「法聴会」 座間仏教会主催

 

※2月6日(土)朝8時半~1時TBSラジオ永六輔土曜ワイド

      ☆9時ころ無着先生出演!

                    

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★新しいこども電話相談の名(迷?)回答。

 ※オモシロ回答ご存じの方は、お知らせください!

 

 (お通夜の老師の法話の一説)

 子ども

 「どうして高校生の女子はセイラー服なんですか?」

 無着先生

 「それはねぇ、制服を決める大人(男)が、セイラー服が好きだから!」

  (と、ちょっとイヤらしく?w)

 

★おまけ「迷回答」

 久米宏「ラジオなんですけど」でTBSラジオでの久米さんのお話し

 

 子ども

  「どうして女の人は髪の毛長いんですか?」

 無着先生

  「長いヒモとかは、ものをイワいたりしばったり便利でしょ!

   女の人の長い髪は、男の心をシバるためなんだ!」

    (これまた、ちょっとイヤらしくw)

 

 追悼でした。

 数々のオモシロく、重く深い言葉が、思い起こされます。

 お浄土での再会(俱会一処)を楽しみに、、、合掌~なあむ

 

 

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↓拙著『お天道さまは見ている』の無着先生の巻頭言をアップします。↓

 

「巻頭言」

 

私が山形中学校(現、山形東高校)に入学したのは昭和十五年(一九四〇)でした。担任は歴史の先生、京都帝大を卒業したばかりの柏倉先生でした。それで父はよろこんで「天皇家は敬虔な仏教徒だったんだ。だから京都の御所には国宝級のお経の本や仏像や仏具があったんだ。それを薩長の奴等が庭に抛り投げて焼いてしまったんだ。焼かなかったのは京都の泉涌寺へ運んだんだ。そうやって天皇家を仏教から切り離して、天皇絶対主義を打ち出したんだ。その辺のところを教えてもらえ」と言ったのでした。支那事変の最中でしたし、翌年(昭和十六)大東亜戦争が始まった年なので教えてもらえなかったけれど、明治維新のときの宗教政策の間違いが今日の日本を作ってると思うようになったのは、父のこの言葉です。

ヒト以外の一切の動植物は宗教を持っていません。宗教を持っているのはヒトだけです。ヒト以外の動植物はなぜ宗教を持たなくともよいか?それは食欲も性欲も、つまりすべての欲望が、大自然の掟によって支配され調整されているからです。それに対してヒトだけは自然に働きかけて必要なものを作り出す能力を持ったので、欲望を自分自身が支配し、調整しなければならなくなったからです。欲望をコントロールできない人のことを「餓鬼」と言い、欲望と欲望がぶつかり合っている現場を「修羅場」と言います。修羅場から抜け出す方法を持たない人のことを「地獄」に落ちていると言います。「畜生」というのは中立です。人間の子供も畜生(養われて生きている)として生まれるのですが、宗教を持つことで人間になるのです。逆に、宗教を持たないヒトは、畜生より一段レベルの低い餓鬼になってしまうのです。人間になるためには宗教を持たないといけません。人格は、宗教によって形成されるのです。   

日本人は、明治から昭和二十年まで軍国主義教育で地獄に突き落とされ、戦後は経済主義教育で地獄に突き落とされています。日本人は、経済一流、政治二流、宗教三流の無宗教で宗教オンチ、宗教そのものを知りません。エコノミックアニマルと外国から言われてしまいます。

 

その西洋諸国は、東西の冷戦終了後、特に湾岸戦争以降、最近のイスラム国問題まで、宗教的政治的経済的民族的問題を抱えています。そんな現代の世界において、日本人の役割は大きいのです。唯一絶対の神を説く砂漠の宗教に対して、モンスーン地域である東洋の宗教、佛教の説く平等、平和の思想は、そういう世界にも影響力があるのです。

この本の著者ジョーユーさんは、私の南無の会の同志・名説教師、故花山勝友博士の弟子です。花山師亡きあと、師から預かった私の十番目の「預かり弟子」です。預かり弟子のことをほめるようで恐縮ですが、この本は、今の日本人にまさに必要な書です。宗教入門、佛教入門でもあり、宗教教育の必要性が説かれ、これからの子供たちにも大切な内容が書かれています。人間の教育にとって宗教ほど大切なものはないのです。中でも仏教ほど心を豊かにしてくれるものはありません。餓鬼から人間になるためにも、宗教を持たなければなりません。そういうことがよくわかる本です。

最後に、日本のお坊さん達は、今こそ国家の制度や、檀家制度、宗派にとらわれず、お釈迦さまの教えをわかりやすく説明し、それを信仰にまで高めなければ、日本人が、人間としてレベルの低い人種だと言われるところまできていると自覚すべきです。                     合掌

     平成二十七年三月           無着成恭

 (山形・沢泉寺十九世、千葉・福泉寺二十九世、大分・泉福寺独住九世・現東堂、元TBSこども電話相談室回答者・九十歳)