2年振り4回目の出講です。
もちろん、今年初めての法話会です。
1時間楽しくお話ししました。
ありがとうございました。
↓このようなお話しも致しました。↓
良寛さん
「災難にあう時節には災難にあうがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
この一年、日本のみならず世界中がコロナ禍で苦しんでいます。いつの時代も疫病や災害は、私たちを襲います。上記の言葉は、あの良寛さん(江戸時代後期、曹洞宗)の有名な言葉です。良寛さん71歳の時大地震があり、その災害で子供を亡くした親しい知人への手紙の一節です。災難にあうときは災難にあい、死ぬときには死ぬしかない、、、だとしたら、それらを受け入れて生きるしかないという、まさに悟り(諦め=明らかに究めた)の言葉です。天変地異、災害は、必ず襲ってきます。また生まれた以上必ず死は訪れます。どんなに科学が進歩してもそれらは変えられません。どんなに不運が続き、大災害にあおうとも、それは紛れもない大自然の、そしていのちの現実の悲しい姿です。「災難」「不運」「不幸」と嘆いて生きていくのでなく、仏教の真実の教えとして「この世に生まれた以上、生老病死という真実からは逃れることはできず、それを受け入れ、今自分ができることを精一杯やるしかない」という良寛さんのメッセージです。生きていく上でのまさに「杖言葉」です。
蓮如さん
「ウイルスで 死ぬのではない 生まれてきたから 死ぬのだ
いまさら 驚くことか… 生きて 死ぬ いのちを 生きている」
西本願寺「新型コロナウイルスの感染拡大に伴うすべての人へのメッセージポスター」
(2020.7.1『本願寺新報』)
この言葉は本願寺の第八代門主・蓮如上人(れんにょしょうにん)の御文章(4帖9通)をもとにしています。五百年以上前のこの当時(延徳四(1492)年)も、疫病が流行して多くの人々が亡くなっていったのでした。人は生まれてきた以上、必ずその時を迎えるのです。自然災害もあります。ですから、今、生きているこのいのちを大切に感謝(仏恩報謝)して生きていきたいものです。
↑中央・遠山住職さん その右・花山勝弘さん↑
↑
我が師・故花山勝友先生の三男
法友・故花山勝清師の弟さん
皆さん、よく笑いそして真剣に聞いて下さいました!
ありがとうございました。
また、この世でお会いしましょう!!!